ハンドボールを練習するときの服装とは?
ハンドボールの練習をするのであれば、練習着が必要です。ハンドボールはインドアスポーツであり、バスケットボールやサッカーと似ています。そのため、これらのスポーツで使っているような服でも問題はありません。
しかし、せっかくやるのであればハンドボールのメーカーでそろえた方がよいですし、機能性も専門的になります。また、ポジションによって服が少し違ったり、試合では使えなかったりするものがあるので、練習着を選ぶときにも少し注意をした方がよいことがあります。
ハンドボールの専門着を準備する
せっかくハンドボールを楽しむのであれば、専門メーカーの専門着を着たいと思う人も多いです。ここでは日本や国外の会社でハンドボールに関する専門着を取り扱っている会社の代表を紹介します。
日本の専門メーカー IMPAL
ハンドボールをやっている人のほとんどが知っている日本国内メーカーがIMPALです。日本国内では数少ないハンドボールの専門メーカーで、シャツ類やユニフォームなどを取り扱っています。
練習着として最適な服も取り扱いをしているだけでなく、オーダーメイドでの販売も行っています。練習着をチームで統一して購入したいというときにはおすすめのメーカーです。
国内でも高校や大学レベルで採用をしているところが多くあります。
安心のスポーツメーカー アシックス
日本が誇るトップスポーツメーカーのアシックスも、ハンドボールの練習着を取り扱いしています。日本を代表する会社なので品質が非常に高く、ハンドボール以外のスポーツにも流用することができる服が多いです。
また、服だけでなくシューズも販売しています。ハンドボールの日本代表チームのユニフォームはアシックス製です。
世界を代表するハンドボールメーカー ヒュンメル
ハンドボールは北欧で生まれたスポーツだけあり、ハンドボールの服やシューズの専門メーカーも北欧の会社が多いのが特徴です。
その中でもトップメーカーが、デンマークのヒュンメル(hummmel)です。ハンドボールの専門メーカーの割には比較的安く、デザインも北欧生まれなので派手さがなく、日本人にも使いやすいデザインになっています。
練習着としても高品質なものがそろっており、性能的には申し分ありません。ヒュンメルの服を着ていればハンドボールをやっている人なのかなというぐらいの知名度も魅力です。
北欧のトップメーカー サルミング
デンマークのヒュンメルと並んで北欧ブランドで有名な会社が、スウェーデンのハンドボールメーカー、サルミングです。
日本ではあまり知られていないメーカーですが、ハンドボールをやっている人にとっては有名な会社で、日本で活躍している選手の中でもこのメーカーの服を愛用している人がいます。
特にシューズはかっこいいものが多いと評判です。
練習着も多く取り扱っており、好みに合わせて選択することができます。シンプルな色合いが多いヒュンメルに対して、サルミングは明るいカラーが多いです。
ハンドボールの練習着にふさわしい服とは
ハンドボールの練習にふさわしい練習着は、半袖のTシャツにハーフパンツスタイルというのが一般的です。また、動きやすさを考えて、短パンを着用するケースもあります。
ゴールキーパーは安全面を考えて、長袖、長ズボンを着用します。生地は吸汗速乾性に優れているポリエステル100%のものが便利です。
練習着を購入するときに、上半身はTシャツがほとんどですが、ズボンについては2種類用意しておくのがよいです。
基本的には、ハーフパンツをズボンとして着用しますが、プレイの特性上、飛び込んだり、相手と接触したりすることが多くあります。このときにはハーフパンツだと怪我のリスクが高まるので、長ズボンを着用する方が安心です。
長ズボンを着用しない場合には、膝当てなど接触した時に関節部分を保護することができるものを付けておくのが安心です。
たくさんのメーカーがありますが、どのメーカーでも素材に関してはこだわりを持っており、スポーツをするのに適した素材を使っていることが多いです。
注意点としてはインドアスポーツですが、ハンドボールではボール保持を狙って松脂(松ヤニ)をよく使います。練習時にもボールに松脂がつくことが多く、そのボールを受けると松脂で汚れる可能性が高いです。
松脂は専用のクリーナーを持っていると簡単に落とすことができるので1本用意しておくと安心です。
ハンドボールの松ヤニ | 効果や落とし方、使い方
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ハンドボールの練習着はどこで購入できる?
スポーツ店での取り扱いは少ない
ハンドボールの練習着を購入する場合、スポーツ専門店では取り扱いが少ないです。
サッカーやバスケットのようなスポーツに比べるとメジャーではなく、ハンドボールならではの装飾品がないというのも大きな理由で、他のスポーツの服で代用することができます。
大型のショップであれば取り扱いをしているケースもありますが、それでも並べられている商品の数は少ないです。
確実に手に入れるのであればネット通販
ハンドボールの練習着を確実に手に入れたいのであれば、インターネット通販がおすすめです。大手のアシックスのほかにIMPALやHummelでもネット通販の専門サイトを立ち上げており、簡単に購入できます。
ほしいブランドが決まっているのであればインターネット通販を利用して購入するのが一番楽です。
チームとしてオリジナルシャツを作りたいときにもインターネット通販が便利で、サイトからまとめて注文することができます。
IMPALではホームページ上に専用の申し込みサイトを設けています。価格や納期は会社によって異なり、一般的なTシャツであれば2,000円前後から、オリジナルのものでも3,000円程度から作ることができます。
デザインのテンプレートもいくつか用意されているので、初めての人でも簡単に作ることができます。
服装選びの注意点
ハンドボールの練習着を選ぶ際の注意点として、耐久性があります。身体接触が多く、さらに床にダイビングすることもあるハンドボールでは、薄い生地のものを選択してしまうと床との摩擦で溶けてしまったり、簡単に破れてしまったりすることがあります。
また、大きすぎるものを選択すると引っ張られる原因にもなります。ハンドボールではルール上引っ張ることは認められていませんが、バスケットボール以上に寛容なので、多少引っ張られても反則を取ってくれません。
パンツはショート、ハーフ、ロングと3種類があります。これも丈は好みですが、やっぱり耐久性が必要です。
ルール上で注意しておきたいのがアンダーシャツで、最近は多くの人が利用しています。ハンドボールの試合ではアンダーシャツの着用はユニフォームと同色であること、またチーム全員が同じ色であることが求められています。
ハンドボールの練習をするときからアンダーシャツを着たい場合には、アンダーシャツの色も考えて購入しましょう。
怪我防止の観点からこだわりたいソックス
ハンドボールの練習着を選ぶ時に服やパンツばかりに目が行きがちですが、怪我防止の観点から、できれば専門的なものを選択したいのがソックスです。
ハンドボール専用のソックスは一般的なスポーツ店で販売されていないので、取り寄せかインターネット通販で探すしかないのですが、専用ソックスは怪我防止の工夫がされています。
ジャンプシュートやフェイントなど足首に負担がかかるスポーツなので、専用のソックスは底の部分が厚くなっていて、着地時の負担を軽減するだけでなく、足首の部分にテーピング構造が施されているので、捻挫などの足首の怪我がしにくくなっています。
なかなかハンドボール専用のソックスは販売されていませんが、練習着を購入するときに専用のソックスも購入しておくとよいです。
参考記事
ハンドボールユニフォームの規定
ハンドボールの試合では、ユニフォームを身につけてプレイをしなければいけません。ユニフォームや、その他の装飾品についても細かくルールが決められています。 ハンドボールの試合に臨む前に、自分の姿が適切かど …
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