ハンドボールをしていくのであれば、ある程度、勉強もしなければいけません。そこで、ここではおすすめの本や動画などをご紹介します。
特にルールや戦術の理解には、力になるはずです。
ハンドボール上達のためのおすすめ本
ハンドボール 基本と戦術 (PERFECT LESSON BOOK)
実業之日本社
新しいルールに適用した解説書です。ハンドボールの基本戦術から応用的な攻撃方法まで書かれています。
現行の新しいルールに適用した説目が書かれているので、ここに書かれたことを守れば、無駄なファウルを防ぐことができます。
写真や図による解説も多いので読みやすく、基本的なルールブックとして1冊持っていてもよい本です。
目からウロコのDF戦術 (ハンドボールスキルアップシリーズ)
グローバル教育出版
ハンドボールのディフェンス面に特化した専門書です。どう守ると点を取られないのか、また、守りからどのように攻撃につなげるのかが書かれています。
ディフェンスにはたくさんの反則があるため、日ごろの指導から反則をしないように指導することが大切であるという筆者の考えのもとで、守り方について解説されています。
また「ディフェンスはオフェンスと比べると好調・不調の波が小さい」という考え方から、さまざまな戦術的な守り方について解説をしています。
ハンドボール 法政二高式 総合力アップドリル
ハンドボールの強豪校である、法政二高のチーム戦術やトレーニングに関する本です。ルールばかりを解説しているルールブックとは異なりますが、読み込んでいくと基本的なルールは熟知することができます。
セットオフェンスでどう攻めるか、速攻の方法など、どちらかというとオフェンスに関係する内容が多く解説されていますが、基本的な戦術を理解するためにおすすめの本です。
ハンドボール上達のためのおすすめ動画
1. シュートと歩数
ハンドボールの、ジャンプシュートに関する解説動画です。
ハンドボールのシュートシーンにおいて、最もよく使うのがジャンプシュートです。しかし、何も知らずに練習してしまうと、オーバーステップの反則を取られたり、本当はもっと歩けるのに遠くからシュートを打ってしまったりします。
そこで正しく「3歩」のリズムをつかむためには、どうすればよいかを解説しています。この動画を見ればパスやドリブルのボールを受け取ってから、シュートまでの一連の動作を知ることができます。
2. 違反シュート動画
ハンドボールの審判講習会において、実際に利用された動画です。審判を目指したい人には、ぜひ見てほしい動画になります。
ここで紹介されている動画のほとんどが、スロー再生をするとジャッジ間違いになっているものです。実際の試合では、判定間違いを訂正することなくゲームが進んでいますが、スローで見るとはっきりとした違反になっています。
また、違反の内容も指摘されているので、見逃した人は解説を見ながら勉強することができます。
レフェリーを目指している人であれば、この動画を見てどこが違反であるのかはっきりと指摘できるようにするとよいです。また、プレイする側は、こうした行為はルール違反になるということを知る教材になります。
3. フェイント動画
ハンドボールのフェイント動画です。ここで紹介されているフェイントは一見するとオーバーステップのようにも見えますが、ぎりぎりのところでオーバーステップになっていないというものです。
審判をやるのであれば、2のシュート動画と3の動画の違いを説明できるぐらいになる必要があります。
4. ハンドボールのゲーム動画 (高校インターハイ)
ハンドボールの、ゲームの動きを把握するのにとても分かりやすい動画です。プロのレベルになってしまうと動きが速すぎて、どこが違反なのか分かりにくいです。
しかし、高校生のインターハイであれば、プロほどの速さはないので、どんな動きをしているのか、どこで違反をしているのかが分かりやすいです。
特に参考に挙げた動画の試合は、白熱した戦いでありながらラフプレイも少なく、反則も多く登場します。動画を撮影している人のカメラワークもよく、全体が映るようになっているので、それぞれの選手がどのように動いているか分かります。
このゲームには、レフェリーもしっかりと映り込んでいます。パッシブプレイをとるために手を挙げる瞬間や、ファウルに対するゼスチャーによる解説もあるので、分かりやすいです。
ハンドボールを教える指導者にとって参考になるだけでなく、レフェリーをやらなければいけない人にも参考になります。
5. ポストプレイ解説
ハンドボールの中でも、特殊な動きをするポストプレイヤー。正しい動きを身に付けないと、ブロッキングの反則を取られることが多いポジションでもあります。
この動画には、戦術の中でポストプレイを取り入れている作戦がまとめられています。ポストの動きをよく見ると、ブロッキングの反則を取られない範囲で、身体を使いスペースを作り出していることが分かります。こうしたプレイができれば、ポストプレイヤーを生かす戦術を取ることができます。
また、レフェリーをやる人にとっても参考になり、ここまでの動きについてはブロッキングの反則にならないという線引きをするために使える動画です。