中学校のハンドボールルール

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中学生になってから始める人が多いハンドボール。中学生になると基本的には大人と同じルールが適用されてゲームが進みます。

以下に中学生のハンドボールルールをまとめましたので、ポイントを押さえておきましょう。

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中学生ハンドボールのルール概要

プレイヤーの人数について

中学生のハンドボールでは、登録することができる選手の数は基本的に14名です。

そして、コート内でプレイをできるのはキーパーを含めて7人、つまり控えが7人という構成になります。

ゴールキーパーについては、フィールドプレイヤーとは異なり、はっきりと分かる服を着ていなければいけません。

ただし、ゴールキーパーで登録した選手もフィールドの選手と同じユニフォームを着れば、フィールドプレイヤーとして入ることができますし、逆にフィールドプレイヤーがゴールキーパーになることも可能です。

選手の交代について

選手の交代は、交代エリアを通過すれば自由に交代することができます。

ユニフォームについて

ユニフォームに関しては厳しい規定はなく、フィールドの選手とゴールキーパーの服装がはっきりと分かればよいものとされています。

ただし、女子の場合には安全面の配慮から金属製のピンなどを付けることを禁じるケースもあります。

背番号は基本的に1番から14番までで、ゴールキーパーは1番と12番が多いです。市販のユニフォームを購入して、そろえるのが無難です。

また、対戦相手によっては自分のチームとカラーが似ているケースもあります。この場合、サブのユニフォームに着替える必要があるので、2色のユニフォームを準備しておくのがよいです。

もし、購入する余裕がない場合には、ビブスのようなものを利用してゲームをすることも中学生レベルでは許可されます。

装飾品について

リストバンドやフェイスガードなどの装飾品は、基本的に使うことができます。

ハンドボール専用のものが販売されていますが、他の競技用でも代用が利きます。

シューズについてはハンドボール専用のものを使うのが望ましいです。

ハンドボールシューズイメージ
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コートの大きさについて

ハンドボールコートイメージ

中学生の一般的なハンドボールコートのサイズは、長辺40m、短辺20mになります。

ゴールの大きさは横3m、高さ2mで、ゴールの前方6mにゴールエリアラインを引きます。

自由に選手交代をすることができる交代ラインは、センターラインから4.5mの長さのところに引きます。

インドアでハンドボールを行う時には、床面にいろいろな線がひかれたままになっていると混同する可能性があります。そのため、大会を実施する前に余分なラインをマスキングテープなどを使って消す作業をしなければいけません。

競技時間について

中学校で行われるハンドボールの競技時間は、前半25分、後半25分で、間にハーフタイムの休憩を15分取ります。

この時間内で決着がつかない場合には、5分休憩の後、延長戦を10分間行います。それでも決着がつかないと7mスロー合戦になります。

タイムアウトは、各チーム前後半に1回ずつとることができます。タイムアウトの時間は1分間です。

ただし、競技時間については、日本ハンドボール連盟が定めている競技規則に明記されているだけであり、大会によって変えることが多いです。

例えば、中学生の市大会レベルになると1日の間に何試合も実施をしなければいけないので、会場との兼ね合いから前後半を20分に短縮することがあります。

また、予選リーグなどを実施する場合には、前後半を短くした上で、さらに延長戦を設けず、引き分けとして処理することもあります。

最初に明記した時間は、あくまでも正式計時のものであり、大会によっては運営規則によって変更されています。

道具について

ハンドボールイメージ

中学校のハンドボールで利用するボールは、男女共に2号球を利用します。

ボールを持つときの補助剤は、ハンドボール専用のもののみが許可されます。

ボールには一定の空気圧が求められるので、試合をする前に試合球の空気圧を確認しましょう。

罰則規定について

試合中に相手選手に対するファールやスポーツマンシップに反するような行為については「警告」「退場」「失格(レッドカード)」が提示されます。

失格(レッドカード)になるのは、重大な違反や3回目の退場の時が一般的。ブルーカード(失格)を中学校レベルで使うことはほとんどありません。

一方で、教育的な配慮から警告に該当するようなプレイをした選手に対して、注意を与えることもあります。

審判について

中学生のハンドボールの審判は、2審制で裁かれます。これに加えて計時係と記録係、得点係の3名を追加で配置するのが一般的です。

計時や記録、得点については、生徒が行うこともあります。

ハンドボールのゲーム中におけるルール

基本ルールは日本ハンドボール協会の競技規則通り

中学生であっても、ハンドボールの大会では基本的に日本ハンドボール協会の定めた競技規則が適用されます。ファウルの数や種類に変わりはありません。

Jクイックハンドボールとは異なるので、得点を取られたあとは、ゴールエリアからではなくセンターラインからのスローオフで競技が再開されます。

1ゴールにつき1点ずつ加算され、ゲーム終了時に得点の多いチームが勝ちになります。

ラインクロスやハッキングなどの反則も、ハンドボール連盟の競技規則基準で裁かれます。

判定基準は大会のレベルによって異なる

中学生のハンドボールになると、大会によって大きく差がつきます。また、同じ大会の中でも一回戦と決勝戦でもレベルが違います。

そのため、審判の判定基準も試合のレベルによって変わってしまうところがあります。

実際にゲームをしている選手から見ると、上のほうの試合に行けば行くほど、ボディコンタクトや細かい反則についての判定が厳しくなったと感じると思います。

このように判定基準が変わってしまうのは、レフェリーの仕事は、判定して懲罰を下すことだけでなく、ゲームをコントロールすることが重要だからです。

大会の上のほうの試合になれば、ゲームが白熱して、それがプレイにも出てきます。このような状態になると、ラフプレイやスポーツマンシップに反する行為も増えてしまいます。

そこで審判は、試合開始の直後から、この試合の判定基準を示してきます。ラインクロスやゴールの判定に関して変わることはありませんが、プッシングやブロッキングといった身体接触を伴うものに関しては、レフェリーひとりひとりで微妙に判定が異なります。

選手は、この審判がどの程度の基準でファウルを取ってくるのか、初めの段階で推し量ることもポイントです。

教育的な配慮もある

中学校のハンドボールの大会では、審判によって反則行為に対する基準に差があることもあります。

例えば、中学校の大会であれば教育的な配慮をするケースもあります。

中学校の新チームになって初めての大会では、選手も試合経験が少なく、どこまでが反則で、どこまでは許されるのか曖昧なまま試合をします。

そこで、教育的な配慮から通常警告に当たるような反則であっても、いきなり警告を提示するのではなく、その前に注意を与えることがあります。

こうすることで、中学生に試合のルールを教えていくのもレフェリーの役割です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。中学生のハンドボールにおけるルールのポイントは、以下の3点になります。

大人と同じルール

中学校におけるハンドボールのルールは、基本的に大人のやっているハンドボールのルールと変わりません。

試合時間はフレキシブル

試合時間に関しては、ハンドボール連盟は前後半25分、ハーフタイムを15分と定めていますが、大会の試合数や会場確保の関係から時間を短くして行うことも多いです。

レフェリーの判定基準を確認する

中学生では大会によってレベルが大きく異なるので、反則の基準がレフェリーによって変わることがしばしばあります。

プレイする選手は、レフェリーがどこまで反則を取るのか試合ごとにプレイしながら確認したほうがよいです。

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